【猫のひげlog】vol.5- お坊さんの歌、私の心に響いた


力強い歌声を響かせる鈴木君代さんたち

「猫のひげ」にようこそ! ありがとうございます。

お盆休みが終わり、仕事仕事の毎日が戻ってきました。
お盆といえばお坊さん。お坊さんといえば、お経。
読経で鍛えられるのか、お坊さんは美声の方が多い気がします。
シンガーソングライターでもあり、「歌う僧侶」として知られる鈴木君代さん(真宗大谷派)のライブに出かけました。

鈴木さんとは、新聞記者だったときの取材がご縁で、お付き合いが続いています。
この日の会場は、中京区河原町二条下ルの「アイリッシュパブ ノーム(GNOME)」。
葡萄酢ソーダを飲み、フライドポテトを注文。
常連さん、初めての人、久しぶりに来た人。みなさん相席で談笑しながら、始まりを待ちます。

ピアノの音がドラマティックに響き、親鸞聖人の「恩徳讃」でライブが始まりました。
鈴木さんは、華奢な体からパワフルな歌声を響かせ、ギターを奏でます。
一緒に演奏するのは、天白真央さん(キーボード、ボーカル)、南浦悪太郎さん(ベース)、カズ加藤さん(ドラムス)。
天白さんは、愛知県の歴史ある寺のご住職です。お盆は大忙しで、のどがちょっと疲れ気味だとか。

次々と披露される歌はオリジナルで、誰もが知っているような曲ではありません。
だけど、心にしみとおるような、いい歌だなあと思います。
テーマは、平和、命の尊さ、愛、夢、ご縁など。
説教くさく感じないのは、歌をつくる鈴木さんが「孤独」を知っている人だからでしょうか。
鈴木さんの歌は、私の心に響きました。

会社員でも学生でもない私は、孤独を感じない日はありません。
だけど、ふらりとライブに行く自由はある。
孤独も、なかなか良いものです。

会場をあとにすると、涼しい風が吹いていました。
秋が少しずつ近づいています。
今日が、みなさまにとって幸せな日でありますように。


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